2011年12月25日

夢から醒めた夢 劇団四季

夢から醒めた夢 劇団四季
待望のDVD化。待ちに待ったDVDでもある。
ピコは幽霊の存在を信じる女の子。夢の案内人に誘われ、マコと一日だけ入れ替わる。マコの白いパスポートを持って。霊界についたピコは、光の国にも地獄にも行けない人々と出会い、自分のことを聞かれる。もうすぐ人間の世界に帰るといったピコは、煉獄の管理人にパスポートを見せろといわれ、堂々とパスポートを見せるが、それは真っ黒なパスポートだった・・・。ピコは、マコはどうなる!!

劇団四季のオリジナルミュージカルでもあり、代表作のひとつでもある。初演から25年が経過しようとしているが、古さは感じられない。三木たかしの曲がすばらしく、メインテーマの「二人の世界」「愛をありがとう」は名曲。初演と再演時は、ピコ:保坂千寿、デビル:光枝明彦、ヤクザ:野中万寿夫というすばらしい配役だった。その後、保坂さん、光枝さんが四季を去り、今は野中さんが残るのみである。

作品も良いが、その良さに引かれ何度も見た舞台ミュージカルでもある。同じセリフ、同じ音楽でも日々内容が変わる。同じ配役でも、日時場所が変われば、観客も変わる。こっちの受け止め方も変わるのだ。そういえば、この作品で絶好調の保坂さんと倒れる寸前の保坂さんを見た記憶がある。倒れる寸前は、1994年1月15日(土)のマチネだった。この日は当初千秋楽だったが、チケットが売り切れたため18日まで延期された。そのマチネである。当時、四季好きの人とネットで交流があり、マチネが終わって「保坂さん、調子悪い」と話していた。で、同日ソワレ。冒頭、夢の案内人がピコを呼び出すシーンで「あれ?」と思った。歌いだして確実に思った。「あれって、井料瑠美さん?」その通りだった。

後日、井料瑠美さんにファンの交流会でご一緒したときに、こっそり聞いたら「午前中の新幹線で駆けつけました」とのこと。実際、保坂さんは病院に担ぎ込まれたらしい。その状態で、2時間の舞台を完遂するのは、お見事としか言えない。

一方、最高だったのは1994年3月27日(日) 再々演の青山劇場千秋楽。このときのマコは野村玲子だった。カーテンコ−ルが鳴り止まず、スタンディングオベーションの嵐だったことを昨日のことのように思い出す。

作品の良さもさることながら、舞台の面白さ、俳優の魅力を教えてくれた演目でもあった。

配役はここをクリック
posted by 灯台守 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | DVD