2011年12月03日

午後のお茶は妖精の国で 遠藤淑子

午後のお茶は妖精の国で 遠藤淑子 祥伝社 全三巻

遠藤淑子が花ゆめで登場したとき、そのセンスに脱帽した記憶がある。独特な言い回しによる「ギャグ」と絶妙な「シリアス」とのバランス感覚に久々の金鉱を発見した気分になった。エヴァンジェリン姫シリーズは、きっちり追いかけていたほど。
その後、白泉社から単発ものに移って、コミックス買いが中心の私の目から遠ざかったが、どっこい生き残っていた。

「午後のお茶は妖精の国で」は、妖精のイタズラで、女になりかけている王子、子供にかえっていく魔法使い、カラスになった詐欺師?が、元にもどろうと「妖精の泉」を探す話。当初は妖精のイタズラと思っていたが、旅が進むにつれ、徐々にその妖精の意図が明らかになって行く。

デビュー後四半世紀を過ぎても往年の切れは冴え、ちょっとわがままな主人公、脇役を描かせると右に出る人はいない。久方ぶりに「マダムとミスター」等々を、読み返したくなった。
posted by 灯台守 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ