2011年11月20日

諸怪志異 諸星大二郎

諸怪志異 全3巻 諸星大二郎 光文社
双葉社から出ていた4冊を再編集し、他の本に掲載されたものも含めて原稿をリマスタリングして出版したもの。五行先生や阿鬼の話を、3巻にまとめなおしていて、伝奇編、阿鬼編、燕見鬼編の三部作。一冊、1600円〜1700円と高いし、私のように前の版を買っていたものにとっては、重なる話も多い。しかし、今回初収録の話もあるし、印刷の質も高く初めて手にする人は良い買い物だと思う。(でも買い足す方の身になってほしい気もする。諸星さんで無ければ中古で済ますだろう。)

ファンタジー好きの方には、前半2巻だけでよい。中国の伝奇小説入門編としてよい本かもしれない。ビジュアルだし、基本は抑えてあるし。2冊で気に入ったなら、3冊目も良いと思う。でも、3冊目の後半は燕見鬼(幼名は阿鬼、成長後の名前)のアクション話になるので、多少趣が違うので注意されたい。

なお、諸星さんが何年も掛けて書かれた本であり、内容はかなり濃い。中国の宋時代の闇、暗闇の向こう側が見えるようで、凄みを感じるところもある。圧倒される内容に、あっという間に持っていかれる感じがするだろう。。数少ない内容保証つきの中国古代伝奇マンガなので、心して読んでください。
posted by 灯台守 at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ