2011年11月18日

新任少尉、出撃! マイク・シェパード

新任少尉、出撃! 〜海軍士官クリス・ロングナイフ シリーズ〜 マイク・シェパード ハヤカワSF文庫

士官学校を卒業した海軍士官クリス・ロングナイフは新任少尉。彼女は、初の任務として辺境の惑星で発生した少女誘拐事件の解決のため人質奪還作戦を敢行するが・・・

クリス・ロングナイフは財閥ロングナイフ家の娘であり、父は惑星ウォードヘブンの首相であるという設定。財閥の家を嫌って海軍に入るが、ただではすまない。冒頭の誘拐犯撃滅作戦から始まり、火山が爆発した惑星の救援を経て、最終章へ突入する。この本はシリーズ一冊目で、いろいろな謎は残されたまま次巻以降に引き継がれる。

本作は、軍関係の経験が長い著者の経験が生かされ、アメリカとアメリカ人の軍への考え方/思想が良くわかる。正義とは何か、その正義を守る軍とは何か、途中のクリスの自問自答が深い。途中の作戦で部下を亡くして落ち込むクリスを画く部分もある。一方、SF的な描写も多彩で、SF初心者にはついていけない所もあるが、まあ、雰囲気で読み切ってください。(笑)

現在3作目まで邦訳済み。あちらではもっと出ている人気シリーズみたい。たぶん、次の作品も読むんだろうな。
posted by 灯台守 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) |