2011年10月25日

すぐそこの遠い場所 クラフト・エヴィング商會

すぐそこの遠い場所 クラフト・エヴィング商會 晶文社
クラフト・エヴィング商會の本の大方は、文庫化すると魅力の半分は失ってしまう。文庫化されたクラフト・エヴィング商會の本は、1冊か2冊しか無いと思っているので、大して興味もない。

この本も、ご他聞にもれず彼らの世界を現しているようだ。だいたい先代のクラフト・エヴィング商會が作ろうとした辞書だと言うではないか。そんな御託を読みつつ私はページをめくる。今見ている内容が、果たして本当かどうか、解りはしない。そもそも辞書とはそういうものではないか。その辞書の中に閉じ込めてある言葉が逃げ出し、新たな辞書を作らないと誰が保障するのか、定かではない。これは「アゾット」の基本的な現象の一つであるはずだから。

・・・ちょっと、パクッてみました。清水 義範さんを気取るのは難しい・・・
posted by 灯台守 at 21:35| Comment(0) |

2011年10月24日

悠々おもちゃライフ 森博嗣

悠々おもちゃライフ 森博嗣 小学館
この本は、ミステリ作家で大学の建築学科の教授である森さんが小学館の月刊誌「ラピタ」に連載したエッセイをまとめたものである。この本の収録は2004年7月から2年分。月刊誌「ラピタ」は2008年の12月に休刊になっているが、2006年当時は連載中だったので、のこりの話は、どうなったか少々気にかかる。
(便利なインターネットである。すぐに解った。連載は、全部で28回。私が持っているオールカラー版には24回分が掲載。残り4回分は文庫の方に掲載しているらしい。実物では未確認。)

このエッセイ、森さんのロジックが満載である。森ロジックが嫌いな方は読まない方がよい。帯にもあるが「いい大人が遊んでなにが悪い?」というような感じで全編語られている。取っ付きにくいという表現もあるが、小気味が良いともいうだろう。(人による)

高尚で、崇高な目的のためにミステリを書いたのではなく、「単位あたりの利益率」とか平気で語るし(多少表現は違う)「純粋に売るために書いています」とか堂々と主張する(主張はしていないかも。事実らしいから)

鉄道模型を走らせるための、線路の設営とか実際の列車の整備とか事細かに書いてあるのは、いかにも森さんらしい。

「子供が勉強しているとき、遊びに熱中している親というものは、非常に自然な好ましい人間の姿だと僕は考えている」帯に引用されている森さんの言葉だが、一見矛盾しているようで深いところで彼の主張がある。このロジックを森ロジックと私は読んでいる。かなり好きなのだ。だから最近は、森さんの本はミステリよりもエッセイの方が多い。たぶん、そのほうが得るものが多い。なぜなら森さんがそのように書いているからである。(本当?)
posted by 灯台守 at 21:52| Comment(0) |

2011年10月23日

カウボーイ & エイリアン

例によって、息子と「カウボーイ & エイリアン」を見に行く。公開2日目か3日目で一番大きな部屋で上映。しかし、あんまり入りは良くない。

で、主演はダニエル・クレイグとハリソン・フォード。007とハン・ソロである。まあ、教訓めいたものは無く、純粋に西部劇しながら、SFアクションを見たという感じ。最高級B級映画である。

西部劇の鉄則を守りつつ、ネイティブ・アメリカンと協力してエイリアンを倒すなんざぁ、やっぱりハリウッド映画ならでは。

途中、ハリソン・フォードが少年に向かって昔話を語るシーンがあるが、なんとも欧米的というか西部劇していたのが印象に残った。

まあ、星5つ満点で、星2.5。DVDでよいかも。
posted by 灯台守 at 22:35| Comment(0) | 映画

スキンの変更とリンクの設定

事務連絡的な書き込みです。
10月も半ばを過ぎたので、お月見から紅葉へ衣替えです。思ったより赤がマブシイですなぁ。加えて、自分の個人的都合なリンクを追加しました。使っている「さくらのブログ」はこういうチョコッとした変更が簡単に出来るところは気に入っています。
posted by 灯台守 at 07:06| Comment(0) | あれこれ

2011年10月22日

ぼんくら 日暮らし おまえさん

ぼんくら 日暮らし おまえさん 総括。宮部みゆき・著 村上 豊・絵

このシリーズは、捕り物帳ミステリの範疇にはいる小説である。でもトリックや犯人の意外性などのミステリ観点からみれば、歴代ベストに入るほどではない。(いや、トリックや犯人が意外では無いとか破綻しているということではないですが・・・)


#長いですので、続きに記載。

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posted by 灯台守 at 19:27| Comment(0) | 時代物

2011年10月21日

日暮らし 下 宮部みゆき

日暮らし 下 宮部みゆき 講談社文庫
あっというまに読了。井筒の旦那は健在だった。初読の時には気がつかなかったちょっとした伏線や、お遊びもあって、懐かしいやら、楽しいやらの一冊になっていた。最後の締めに、手妻の一団がちょっとした芸を弓之助と見せるが、かなり前の部分でその一団が、まったくかかわらない平四郎の話に出てきていてビックリした。なかなか芸が細かい。

この三部作、後日詳細な感想を書く予定。
posted by 灯台守 at 22:47| Comment(0) | 時代物

2011年10月20日

日暮らし 上 宮部みゆき 読了

日暮らし 上 を読了。結局、電車の移動中に大半をこなすことに。下に移ったが、本日は歓送迎会・東京編だったので、進まず。過去の感想でお茶を濁そうかとも思ったが、手元に原本がなくWEBで調べる気力もなく、正直ベースの記入。

電車で読書は、座ってないと出来ない私は修行が足らんのだろうなぁ・・・とつくづく思う。都会の通勤ラッシュの中でも黙々と読む方こそ、本当の読書家でしょうね。
posted by 灯台守 at 21:00| Comment(0) | 時代物