2011年09月16日

フリーター家を買う 有川浩

フリーター家を買う 有川浩 幻冬舎
主人公は、たった3ヶ月で会社をやめる。すぐに再就職できると踏んでいたが、世の中甘くない。ズルズルとフリーター生活を続ける。そんなある日、家に帰った彼は、怒る姉と遭遇する。その原因は・・・

嵐の二宮くんが主人公の武誠治を演じドラマ化されたので、知名度は高い。その原作。原作とドラマはかなり筋書きが違う。恋人役の香里奈は、ドラマでは大手ゼネコンの現場監督だが、原作は誠治が採用面接して、採用するというように同じ会社の社員である。当然、最初から登場するわけではなく、立場は逆だったりする。

作者が、かなり調べこんで書いていることがよくわかる。まあ、よく知っている人には「しらじらしく」感じるところがあるようだ。でも、展開は自然で子猫の挿話は伏線もあって、よくできている。よいエピソードになっている。この話で、最後を締めるあたり作者の想いも垣間見ることができそうだ。

ドラマを見た人も、あらたな話として読めることは良いと思う。ただし、登場人物はご存知の俳優さんになってイメージしてしまうのは致し方ないが。
posted by 灯台守 at 22:53| Comment(0) |