2011年08月24日

Tow Trains 魚住直子

Tow Trains 魚住直子 学研
小学生高学年の女子を主人公にした短編5編。
・変心
・ミジュク
・ばかじゃん!
・親友になりたい
・Tow Trains

ヤングアダルトというには主人公が幼く、表現も抑え気味。でも、内容はかなりヤングアダルト寄りか?小学校高学年の悩みや葛藤が見えてくるからお見事という感じ。読者が女子なら、一足飛びに当時の仲良しグループを思い出すのだろう。(いかんせん、男子は独立独歩というか、単なる単細胞なのでそんなグループはなかったが)

10歳から14歳くらいまでの揺れ動く感情が見え隠れする。その時は、ちょっとした他人の言動が世界を揺り動かすのだ。同時に、幼い一言が他人の世界をぐちゃぐちゃにしてしまうことも知らない。だからこそ、たまらなく切ない。作者でなくては書き得ない短編集。
posted by 灯台守 at 21:09| Comment(0) | 児童文学