2011年08月13日

スノウホワイト 諸星大二郎

グリムのような物語 スノウホワイト 諸星大二郎 東京創元社

手っ取り早くいえば、諸星大二郎によるリトールドとなるが、さすがにほかの人とは一味、ふた味ちがうグリムになるところがオススメな点。以下の11作が収録。

・七匹の子やぎ
・奇妙なおよばれ
・漁師とおかみさんの話
・スノウホワイト
・小ねずみと小鳥と焼きソーセージ
・ラプンツェル
・コルベス様
・めんどりはなぜ死んだか
・カラバ侯爵
・藁と炭とそら豆
・とりかえっ子の話
・金の鍵(書き下ろし)

彼の絵とあわせてみると、グリムという世界が揺らぐ。「カラバ侯爵」で「長靴をはいたねこ」をクラシック・ホラーにしてしまい、「とりかえっ子の話」で、ホラーを突き抜けて世紀末SFになるところは、諸星大二郎の面目躍如だろう。
posted by 灯台守 at 21:07| Comment(0) | マンガ