2011年06月02日

阪急電車

阪急電車 有川 浩・著 幻冬舎文庫

わずか15分の阪急電車沿線/電車内。そこでめぐり合う人々の短いお話が鮮やかなモザイク画のように繰り広げられる。中谷美紀と戸田恵梨香が演じているが、なかなかオモシロいキャスティングだと思う。

冒頭、結婚式帰りの純白ドレスの美女(中谷美紀)に始まり、どうしようもない彼と別れる羽目になる女子大生(戸田恵梨香)や、おばあちゃんと孫、田舎から出てきたばかりの大学生カップル等々、電車の中でのふれあいから始まった話をほんの少しの重なりを重ねて作られたお話。ある意味現在のおとぎ話かも。

この話の、Amazonの評価が特徴的。手放しで★5つの人が多いが、★1つ、2つの人もいる。その理由も面白い。あまりに現実離れしているという理由だ。人の考え方、捕らえ方はこうもちがうという良い事例である。そういう意見を思わず書かせてしまう有川浩は凄過ぎる作家かもしれない。
posted by 灯台守 at 20:59| Comment(0) |