2011年06月10日

KAGEROU

KAGEROU 齋藤智裕・著 ポプラ社・刊

俳優・水嶋ヒロの作品。本日、会社に到着してから読み始め始業前に読み終わりましたとさ。購入はいつものAmazonで、中古品。99円ナリ(送料250円)。

ポプラ社の大賞を受賞して出版されたというが、もしそうだとしたら選定者の選抜眼を疑うなぁ。文章がつたない。世界観が無いというか、リアルな話なのか、ファンタジー的アプローチなのか、途中で設定が変わっていく感覚があった。さらに、作家の岩井志麻子さんもおっしゃっているようだが、「不幸が類型的」。

これが彼のポプラ社への持ち込みで、ポプラ社が総合的判断を下して出版したのなら解るけど、大賞受賞作として出版されたのだから、それなりのレベルは達成しておいて欲しい。

出版もビジネスだから、まあ仕方ない部分もあるだろう。あまりうまくはない作品だが、なんか引っかかるものはあったような気もするので、彼が作家として作品を出していくなら次回作にエールを送りたい。
posted by 灯台守 at 23:47| Comment(0) |

2011年06月09日

県庁おもてなし課

県庁おもてなし課 有川浩・著 角川書店

一気に読み終えることができるいつもの有川書体は健在。今回も観光問題をメインに、やや抜け気味の男性としかっり者の女性という組み合わせで恋愛ストーリー部分は鉄板。と、思いきやプラスアルファもあって、サービス精神もあいかわず大盛りでした。

ただ、多紀ちゃんや、吉門さんのキャラが立っている割には主人公の掛水くんのキャラはよく解らない。最初は抜け気味な感触だが、最後は結構イケメンになっている感じ。その間の成長は、どうやって得たのか正直有川さんがうまいだけに、さーっと流れていった。

でも、これを読むと高知に行きたくなること請け合い。やっぱりカツオのたたきはうまいし、国道を走っていると斜め前方をパラグライダーが飛んでいると「おお!!」ってなる。(これ本当の体験談) 高知という観光地は魅力にあふれますなぁ。
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2011年06月08日

鹿男あをによし

鹿男あをによし 万城目 学・著 (幻冬舎文庫)

プリンセス・トヨトミ つながりで。「関西にはけったいな人がいます シリーズ 奈良編」TVドラマ化もされている。これまた 綾瀬はるかが天然大爆発の好演。実はプリンセス・トヨトミは監督・スタッフすべて「鹿男」のメンバーだったそうだ。それで玉木宏がちょい役で友情出演だったんだろう。

しゃべる鹿と、印を探してドタバタする主人公。剣道少女の試合も気持ちよく、青春小説の味わいもあるミステリ仕立てのファンタジー。すっきり読み後さわやかな佳作。

そうそう、TVドラマでは重要人物役で故・児玉清氏が出演していました。ご冥福をお祈りしております。合掌。
posted by 灯台守 at 21:52| Comment(0) |

2011年06月07日

話を聞かない男、地図が読めない女

話を聞かない男、地図が読めない女 アラン・ピーズ、 バーバラ・ピーズ 著 主婦の友社・刊

まずは、十分注意して読むべき本だろう。この手の本は、錯覚してしまう罠が多い。この本も、科学的に書いてあるように見えるが、データの出所が著者の設立した研究所らしいことや、データ抽出時のサンプル数が不明確なものも多いなど。だから105円で購入したのだけど。

この本の出現後、いろいろ男女の心理的特徴を解析した本は多く出ていて、その点ではこの分野のさきがけと言える。世の中、男と女しかいないのだから仲良くできることに越したことはない。この本を読んで、彼女や彼の特徴的な部分を抽出し対応方法を得ることができるのなら、それはそれでよいことだとおもう。決して男と女の差分から出てきたものではなく、個人の特性として出てきたものと捕らえれば、それでよいのだから。
posted by 灯台守 at 17:56| Comment(0) |

2011年06月06日

プリンセス・トヨトミ

ごぞんじ万城目学の「関西にはけったいな人がいます」シリーズ大阪編が原作。天然大爆発の綾瀬はるかを見に行ったというのは公然の秘密である。やっぱり映画は原作と同一ではなく、身長180cmの超美形ハーフの旭ゲーンズグールを岡田将生が熱演。中年の変なおっさんの鳥居を綾瀬はるかが怪演?していた。
原作を読んでいる人は、ここで気がつくだろうが、主人公三人のうち2人の性別を変えたことで、原作の設定が大きく変わる。非常に面白くて、茶目っ気たっぷりに映画化してもらったのはありがたいと思ったが、これでは森永くん扮する真田君の抱える悩みが最後に結実しない。ちょっと残念。

まあ、「しゃべれども・しゃべれども」に登場した森永くんにこういう形で再会できたり、茶子役の沢木ルカは「おお、男前!!」ていいそうなほどはまり役だったし、「鹿男」の関係からか玉木宏がちょい役で出ていたり楽しめる役者さんたちでした。

それにしても、堤真一ははまり役。中井貴一もはまり役だけど、お好み焼き屋の親父ではないかもね。
posted by 灯台守 at 23:43| Comment(0) | 映画

2011年06月05日

三匹のおっさん

三匹のおっさん 有川浩・著 
還暦迎える、いわゆるアラ還の三人組、剣道の達人キヨさん、柔道の達人シゲさん、頭脳派ノリさん。 その三人が主人公のご近所時代劇。以前有川さんがFMラジオでおっしゃっていた「三匹がゆく」から題名を頂いたというのもごもっとも。

リアルにこういうことが起こるかというと、そんなことは無いだろう。まったく架空の話ではあるが、でも何故かしら懐かしく心躍る6話ではある。3人の家庭も それぞれの事情を抱え、日々を過ごしている。そんな中、じっとしてはいられない性分が事件を呼んでいる気もする。地域との距離を置く人が増えている昨今、こんな風にご近所と付き合いたいと思う人も多いのかもしれない。

有川作品は、2作めで確かなことはいえないが、ネットのレビューを見ると典型的有川ワールドが後半展開しているらしい。本作で言うと3匹の孫と娘さんが高校生らしい青春を繰り広げてくれるのだが、さわやかを地で行くラブシーンもある。それを目撃する三匹のセリフも傑作である。

たんなるドタバタコメディかと思えば、その裏側にある現代社会の問題や世代間のギャップ、教育問題、援助交際まがいの話など、リアルな世情を垣間見せて話を展開させているところはさすがである。
posted by 灯台守 at 07:42| Comment(0) |

2011年06月04日

古本屋で105円

先日出かけたついでに、日ごろは行けない遠めのBookOffに行ったらエディングスのベルガリオン物語/マロリオン物語/エレニア記/タムール記が105円で並んでいた。このシリーズ、数年前に再刊されていたのでとりあえず確保。新刊では800円前後するし、旧版はもっているので購入に躊躇していたが、105円なので購入。

まあ、完本ではなく数冊欠けているがそのうち105円で入る可能性大。Amazonでも1円(ただし送料250円)。旧版は裁断して自炊しても良し。エレニア記は旧版は角川スニーカー文庫から出ていたのでこれが一番うれしい。
posted by 灯台守 at 23:56| Comment(0) |