2008年02月01日

瑠璃の契り 北森鴻

瑠璃の契り 北森鴻 文藝春秋社

ご存じ、旗師 冬狐堂シリーズ 第三弾であると思っていたが、
短編集は、もう一冊あるらしい。
「倣雛(ならいびな)心中」
「苦い狐」
「瑠璃の契り」
「黒髪のクピド」
の四作。

同じ作者の、民俗学者・蓮丈那智と違って、美人だがもろい感じで描かれる
宇佐見陶子。(というか、蓮丈那智の方が、スーパーレディなのだが)
その背景を、のぞき見たちょっと苦い短編集である。私の一押しは、
瑠璃の契り。友人のカメラマンとのやりとりが、苦くもさっぱりとした哀しさが
出ていて、心打たれる。
posted by 灯台守 at 22:04| Comment(0) | ミステリ