2008年01月29日

女王国の城 有栖川有栖

女王国の城 有栖川有栖 東京創元社

江神シリーズ 4巻めである。たぶん十数年ぶりの江神さんシリーズ
(と思ったら巻末に書いてあった。全5巻+短編が1冊か2冊とか)

「嵐の山荘」設定で、長いミステリを書くにはミステリ作家冥利に
つきるだろうな・・・とは思うが、つらいことはつらいだろう。
特に江神さんは、例の予言があり、それに(最終巻=5巻)向けて
進んでいくので。

とある、山間の集落。本当は過疎の村になりかけていたが、
宇宙人が来訪?してから、新興宗教「人類・・・」の聖地に
なった。そこに行ったらしい江神部長は、行方をくらましてしまう。
その部長を捜しに行く、ミステリ部員4名。
江神部長はその新興宗教の本部に入ったきり、出てこない。
いや出て来ることができないのか?
ミステリ部員4名は、城への進入をはかるのだったが・・・

有栖川有栖お得意の、嵐の山荘もの。十二年前の密室殺人や
謎の宇宙人、不思議な城を舞台に謎は深まっていく。
最後の最後に、きっちりした爽快感のある謎解きをしてもらい
長編を読み終えた脱力感とともに、本を閉じることが出来た。
特に「なぜ協会側は、警察を呼ぶことをかたくなに拒否するのか?」
という疑問をあざやかに殺人事件と絡めて解き明かしてくれる。
納得、納得♪

ほんと、これだからミステリ読みはやめられないね!!
posted by 灯台守 at 23:25| Comment(0) | ミステリ