2005年10月24日

ニッポン硬貨の謎〜エラリー・クイーン最後の事件〜

エラリークイーン最後の事件といっても、エラリー・クイーンが書いた本ではない。
北村薫が最近出した本である。クイーンが来日したときの実話という形を取っていて
謎は「五十円硬貨20枚の謎」をモチーフにしている。

「五十円硬貨20枚の謎」というのは、ミステリー作家の若竹七海さんが実際に
池袋で体験した実話だそうだ。本やのバイトをしていた若竹さんが土曜の夕方に
レジに入ると決まって「五十円硬貨20枚」を千円に両替していく人がいたそうだ。
なぜ五十円玉を20枚も両替するのか?という謎を、創元推理が解決編を募集し
それにプロも呼応して短編集にもなった。その北村薫版である。

とにかく、ミステリオタクには、涙がでるほどうれしい設定で、かつ大胆なしかけも
ある。クイーンファンでかつ北村薫ファンには、必読書といえる。

まあ、私的には「師匠と私」シリーズの方が好きだが。
posted by 灯台守 at 21:12| Comment(0) |